日本の英語教育はダメなのか?
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近年、国際化が進み日本国内においても英語を学ぶ必要性が増してきました。
それに伴って「日本の英語教育では会話ができない」「もっと英会話中心の授業をしろ」という声がありますよね。
このことについて私なりの意見をまとめてみます。
1.そもそも他の国の人は英語が喋れるのか
これはカナダ留学、中国に3年間住んでいた私の主観ですが、日本人より英語を話せます。これにはいくつか理由があると思っています。
・文法や単語が英語と似ている
スペイン語やフランス語などは英語と同じスペルの単語がいくつもあり、文法も似ていることが多いです。そのためフランス人やスペイン人の英語は母語とごっちゃになって、すごい聞き取りずらいことはあります。
中国語も漢字しか使わない言語ですが、文構造は英語と同じです。
・日本語は英語とかけ離れている
今ではカタカナとして英語を使うことが増えていますが、元々は英語が無関係な言語です。さらに文法についても英語とは全く異なるものです。そのため、単語や文構造を覚えるときも他の言語よりも時間がかかってしまうことがあります。
2.日本の英語教育はダメなのか
それでは本題の日本の英語教育についてですが、正直自分は今のままでも問題ないと思っています。さらに言うと、今の英語教育はダメだと言っている人は努力していない人であり、教育方法が変わっても同じことを言い続ける人だと思っています。私がこう思う理由はいくつかあります。
・文法、単語を学ぶからこそ学習時間の短縮
上に書いたように英語と日本語は単語も文法も全然異なるものです。それゆえしっかりと、単語と文法を学ばないとまともな会話すらできません。また文法や単語を学んでるからこそ、未知の単語や表現に出会ってもある程度の推測が可能になるわけです。
・ALTの存在
今では公立の学校ですらALT(Assistant Language Teacher)がいます。正直、このような先生方と積極的に会話している人を見たことがありません。今勤めている塾でも、会話しているという話は聞きません。環境があるにも関わらず、うまく活用できていません。
・ネットの発達
今ではSNSやYouTubeなどが発達したことで、日本にいながらも英語を学ぶことが出来ます。YouTubeに関しては、無料で授業動画を見れたり、外国人の動画も見ることが出来ます。シャドーイングやディクテーションのような勉強方法を用いれば、リスニング力上昇だけでなく、会話表現や英会話力も向上させられます。
3.まとめ
「今の日本の英語教育はダメ」と言っている人は、努力していない人であり、教育が変わってもおそらく同じことを言っているでしょう。ネットやSNSが発達している現代において、お金をかけずに英語力を向上させる手段は多種多様にあります。自分の英語力がないことを外的要因のせいにして、自分の行動を省みない人はいつまでも成長しないでしょう。