中学受験を成功させるために!
6年生の中学受験がようやくひと段落しましたね。
私の勤めている塾でも一通りの報告を受け取りましたが、受験は難しいと改めて実感しました。
ただ、まだ6年生という若さで目標に向かってひたむきに勉強するというのは、なかなかにすごいことだと思います。正直、私も小学生の時は1日1時間でも勉強がきつかったのに、中学受験している子達偉すぎる。。。
4年間講師をしていて、私なりに中学受験に成功した子達の共通点を見つけたのでそれを共有します!
1.こういう子は危うい!
落ちる生徒の特長を簡潔に共有します!
・問題が解けないので機嫌が悪くなる
・すぐにぼーっとしてしまう
・家で復習、宿題をしない
・自分で解説を見て理解しようとしない
この4つは、受験で失敗してしまう人の中で多発しています。
2.こういう子が受かる!
・親御さんが隣にずっとより沿ってあげる
これが一番大事だと私が思っています。もちろん個別指導の先生も大事ですが、授業は1日1時間程度しかありません。忙しい中でも、しっかりとお子さんの管理をしてあげている家庭が成功していることが多いです。
特に一緒に問題を解いてみる、時間・問題数を決めて勉強に取りくむ、絶対にマイナスな感情を表に出さないことが大切です。
感覚としては「親御さんも一緒の志望校を受験する」という気持ちで二人三脚でやってあげると、お子さんも友達と頑張ってると思いやる気になってくれます。
・1日の目標シートの導入
私の勤めている塾では、生徒が家でもしっかりと勉強するように宿題シートを導入し、親御さんに管理してもらっています。1日の勉強時間などは各家庭で決めてもらっていますが、1日の目標勉強時間やページ数などを定め、勉強時間を確保することで知識の定着を図ってもらっています。
・問題の解説をさせてみる
塾で解いた問題、参考書で解いた問題など両親に解説するように伝えてみましょう。これによって、本人がしっかりと理解できているかどうかが分かり、理解が出来ていないならば塾の先生や学校の先生に解説してもらうよう連絡することもできます。また、言葉に出すことで知識の定着も図れます。
3.始める時期・志望校について
最近はドラマでも中学受験の話題が取り上げられ、前よりも注目が集まっていると思います。そのため始める時期、志望校について少し書いていきます。
・いつから勉強を始めさせればいいの??
ぶっちゃけると、今すぐです。(笑)
中学受験では、学校では教えてくれない単元や思考法などが数多く出題されます。
そのため早めのうちの学校単元の予習を終わらせ、中学受験対策に入りたいです。
うちの塾では小学校5、6年生の子達が受験に向けてたくさん入会してきますが、学習状況によっては全く間に合いません。
小学校3年生から入会してくれている生徒の例を紹介します。
小学校3,4年生で6年生までの単元終了⇒基礎知識を活かし中学受験対策⇒少し勉強に余裕が出てきたら理科・社会の勉強を始める
このような流れで勉強し、見事今年の2月1日に第一志望校に合格しました。
当たり前ですが早くから始めることが大事です。
・お金がないけど受験させてみたい
まず中学受験には私立対策と公立対策があります。
私立についてはお金がものすごくかかります。また難問や特殊算という学校で習わない問題が多く出題されるので、生徒も親御さんも非常に負担がかかります。
そのため金銭的余裕がないけど中学受験させてみたい親御さんには、公立受験・都立受験がおすすめです。
メリット1
何より学費が安いことです。
メリット2
難問は出題されず、どちらかというと基本知識を掛け合わせてとくような問題が多いことです。そのため塾でもあまり難しいことはせず、学校予習の範囲内として授業を行います。そのため学校のテストでは高得点が期待できるかも。。。?
気になった方は公立受験や都立受験について少し調べてみてください。
4.親御さんに必要なこと
今まで様々なことについて書きましたが、2節で書いたように必須なのは親御さんのサポートです。
「塾に入れてるのに成績が全く伸びない」という連絡がたまに来ますが、家でやっていないなら当たり前です。塾にいるだけでは成績は伸びません。
家での勉強+塾での授業があるからこそ、周りの子達よりも成長するのです。
ただ、小学生だと一人で勉強したり管理したりというのは難しいでしょうから、親御さんの力が必要になります。
合格した家庭の親御さんは口をそろえて「私も頑張りました」とおっしゃります。
それくらい親御さんにとっても大変なことです。
合否結果や受験勉強が今後の人生や性格までにも影響することは珍しくありません。本人の意思を尊重しながら、受験なさるお子さんを応援してあげてください。